よくある質問

歯列矯正についてよくある質問

Q
検査診断って何をするの?
A
矯正歯科は歯を動かすというイメージがありますが、もっと具体的には顎骨の中の根っこを動かしている訳です。ですから全ての歯、歯根、そして顎骨まで全体的に映るX線写真(オルソパントモレントゲン)が必要となります。また、それぞれ上下の顎骨に植立している訳ですから、その位置関係を把握するX線写真(正貌および側貌セファログラム)も必要となります。
さらに大人の方は不正咬合によって少なからず顎の関節に影響が出ている可能性があり、顎関節写真(TMJ)および顎の動きを再現できる咬合器に付着した歯列模型が必要になります。さらに口腔内写真および顔貌の写真が必要になります。それらの資料を基にして患者様の現状を把握し、それを改善するためにはどのような方法が最善なのかを検討する事を検査診断といいます。
そして検査診断した内容を患者様に説明(インフォームドコンセント)し患者様の治療に対する希望も含めて治療法を一緒に考え最終的に治療方針を決定します。
Q
子供の矯正はどんな治療をするの?装置料は都度かかるの?
A
子供の矯正歯科は大人の矯正をより良好な状態で行うための予防的な意味合いが強い治療です。また一般治療のように虫歯の治療1本あたりいくら?という設定ができません。ですから大人の歯に生え変わるまでを管理するという意味からこの装置料となってしまう訳です。
もちろん乳歯の生え変わりが完了するまでの間どのような装置がたびたび入れ替わっても新しい装置にかわるたびに装置料が掛かるという事はありません。
Q
子供の矯正では、永久歯列になるまでずっと装置が付いてるの?
A
もちろん虫歯の予防の観点から、装置は効果的に、より短期間に装着する事が最良と考えます。ですから必要かつ十分な治療効果が得られれば装置はハズします。その後、装置が入っていない状態で半年ごとに歯の生え変わり、顎の成長などをチェックして再装着の必要があるかどうかを定期観察する必要があります。
生え変わった歯の状態によっては再び装置を装着する事がありますが、前述の通りよけいに装置料は掛かりません。
Q
子供の矯正をした後に大人の矯正が必要な場合大人の矯正総治療が上乗せになってしまうのでしょうか?
A
いいえ。そうではありません。子供の矯正と大人の矯正は一連の流れで行います。ですから大人の矯正が必要な場合はどのような装置を使われるとしても差額分だけ(大人の矯正総治療-350,000円)が掛かる事になります。
もし上乗せにしてしまうと、子供の矯正をしておいた方が結果が良いのにも関わらず大人の矯正まで治療を待ってしまう事になりかねません。やはり早期発見早期治療という観点からも上乗せにするわけにはいかないのです。
Q
矯正装置料はどうして装置によって値段が違うの?
A
矯正歯科の時に必要な装置として一般的に使われているのがブラケットという歯に直接付ける装置です。この装置にワイヤーを通して歯を動かしていくわけです。このブラケットをどういう種類にするかによって値段が違います。基本的に歯を動かす事だけを考えれば従来からあるメタルブラケットで十分治療は可能です(600,000円)。 ですがギラギラしたブラケットが見えるのが視覚的に敬遠されるのも事実で、そのため現在は歯の色に近い素材を使用したブラケットを使用される方が圧倒的に多いようです(700,000円)。
基本的な構造、治療方法はメタルの場合と同じですから、早く治るとか良く治るとか言うわけではありません。当クリニックに関して言えば裏側からの矯正を希望される患者様が多いのですが、裏側の矯正は表側の矯正と全く違った流れになります。
裏側の場合は表側と違って直接めで見ながらブラケットを歯に接着する事ができません。そのため検査診断した治療方針に従って模型上で歯をシュミレーションし(セットアップ)治療完了時の予想模型を製作します。その模型上でリンガルブラケットを理想的な位置にセットし、そのブラケットを患者様の口腔内にセットするための装置(コア)を製作します。
裏側の矯正は最近普及してきましたが、まだ見えにくい矯正をなさる方が圧倒的に多数で、ブラケットそのものの単価が割高である事に加え前述のような技工作業が必要になります。実際に治療も特殊で、やはり専門の知識が必要になってきます。結果的に高価な治療になってしまうのです。

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